6月に入り最高気温が25度を超える日が出てくると.
エアコンがあちらこちらで動き始めます。
私はエアコンが苦手で、会議や講習会など、
じっと座っていることを強制される状況では、
30分もしないうちに体が冷えてくるのを感じます。
こういう調子なので真夏、自宅にいて、
本を読んだり調べ物をしたりする時は、基本的にエアコンはつけません。
日中であれば窓を開け、扇風機を動かして、
なんとか熱中症にならず過ごしています。
そこで、冷風扇とか卓上扇風機とかミニクーラーなどと呼ばれている
ショップジャパンの商品で「ここひえ」を家電の量販店で買いました。
使ってみた
結論: ピンポイントで
短時間
優しい風
こういうものが欲しいときには最適です。
購入する時、量販店の店員さんに
「冷風扇ですからクーラーのようには冷えません。」
「風が3段階になっていますが、強にすると意外と音がうるさいです。」
とか説明を受けました。
ファンの直径が15センチもなく、前に風が通り抜けるように、
水を吸い上げたろ紙のユニットが置かれているわけですから、
風がビュンビュンくる事は期待できません。
それでも購入したのは、エアコンの体が冷たすぎる風と、
扇風機の生暖かい風の中間のものを期待したからです。
昨年1シーズンを使った感想は、やはり店員さんに言われたように、
冷たい風がたっぷりと吹きつけると言うわけにはいきません。
私は水タンクに氷を入れて使いましたが、
少しひんやりしたそよ風が体に当たるような感じで、
エアコンよりは体に優しい感じがします。
ただ猛暑日などは、優しい風では物足りなくなって。
風量を「強」にすると確かにファンの音がかなりうるさく感じます。
持ち運びが簡単なので、寝るときにも使ってみました。
ちなみに、こんな小型のものに持ち運び用の取っ手が付いています。
不要なものと思いましたが、
移動の時など、うっかり本体を傾けると、
冷却用の水を溜める皿から水をこぼしてしまいます。
取っ手を使えば、本体を水平にしたまま移動できる。
そんなための取っ手です。
軽いからと言って、小脇に抱えないように注意が必要です。
昨年のタイプ(R2型)は風の向きを変えることができず、
入眠時に頭の周りだけ少し優しく冷たい風を送ってもらう、
そういう使い方をしました。
優しい風は長所ですが、熱帯夜のように猛烈に暑い時は、
さすがに頭だけに優しい冷たい風と言うのでは、
一晩中快適に過ごすには少し無理があります。
他のレビューで評価1や2の内容をみると期待が大きすぎたり、
宣伝文句を過剰に解釈していたのではと思われます。
公式ホームページにあるような「パーソナルクーラー」と言う名称、
「電気代95%オフ」と言う言葉だけをとると、
通常のエアコンが小型化してなおかつ電気代がほとんどかからないと、
早合点する方もいたのでは。
そういう期待を持ってこれを購入すると、
さすがにそれでは外れもいいところになります。
まとめると
ピンポイントで → 個人の顔、頭などに使用。
部屋全体は冷やせない
短時間 → 就寝中ずっとは無理
優しい風 → エアコンではない
カラッとした冷たい風ではない
こういう特性を理解すればエアコンの冷たい風が苦手な人には
扇風機と組み合わせて使える製品ではないかと思います。